大衆演劇☆観劇の記録

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67回めの観劇 立川けやき座 章劇 ゲスト劇団美鳳『祭りの夜』 ラストショー『Shake Hip!』

 立川けやき座章劇の公演を観に行ってきました。

 ゲストが多かったのでタイトルではまとめてしまったんですが、ゲストは劇団美鳳紫鳳友也座長、一城悟副座長、紫城輝也花形、紫鳳花道さん、市川恋丸さんの5人でした。あと章劇の澤村紫龍花形は前回、私が観に行ったときにいなかったので初見でした。初めて観る方がたくさんでワクワクでした!

 

 二部構成でまずはお芝居から。お芝居は『祭りの夜』という外題なんですが、これはありがちなタイトルと内容だけに、元ネタも、ほかの劇団でやっているのかどうかもまったくわかりませんでした。

 それでは舞踊ショーの写真とともにあらすじを紹介していきますね(名前の漢字はわからないので適当に当てはめています)。

お仲役の澤村蓮座長

 女中のお仲はソワソワしていました。湊川組の親分と、お仲が大好きな代貸新蔵が旅から帰ってくるからです。しかし、新蔵は湊川組のお嬢様の許婚で、旅から帰ってきたら祝言を挙げることになっていました。

新蔵役の紫鳳友也座長

 湊川組には、若い旅人(たびにん)が一人、世話になっていました。その旅人とお嬢様がひそかに思いを寄せ、密通していることに用心棒が気づいていました。旅人は用心棒に、秘密にしてくれと頼みました。企みのある用心棒はこれを承諾しました。

お嬢さん役の菊小鈴さん

 旅から帰ってきた親分は、旅の途中で舟から落ちたところを新蔵に助けられた、新蔵は命の恩人だと話しました。

 新蔵お嬢様に土産のかんざしを渡しますが、あまり喜んではもらえませんでした。

 お仲新蔵に自分で塗った着物を渡しました。新蔵はお返しに、大きくて彫りがみごとなかんざしを渡しました。でも、それはお嬢様に渡したものと違って、古道具屋で買ったものでした。しかも、古道具屋の亡くなった奥さんが遺したものを格安で売っていたのでした。

親分役の瀬川伸太郎さん

 湯に入った新蔵をこっそりのぞき見して、お仲は新蔵の左腕に小判の形をした痣があることを知りました。

 お仲は、お嬢様に頼まれた手紙を新蔵に渡しました。そこには、他に好きな人がで来たので、婚約を破棄したいと書かれていました。

 その相手というのが旅人だと知った新蔵は旅人を斬り捨てようとしますが、旅人は、命短い父のため、いなくなった兄を捜して筑前の博多から旅に出たのだと話します。その兄の名は新蔵で、左腕に小判の形をした火傷の跡があると言うのです……。

紫鳳友也座長と澤村蓮座長の口上

 ということで、話はベタなんですが、それはまあ、どうでもよくてw、変顔メイクをした澤村蓮座長のお仲と新蔵役の紫鳳友也座長の掛け合い、それに澤村蓮座長の一人妄想劇でひたすら笑わせる楽しいお芝居でした。

 前にも書きましたが、こういうお芝居で笑えるのって、やっぱり演じている人のかわいげなんですよね。澤村蓮座長のお仲はひたすら新蔵を想う一途さがかわいらしくて、なにを言っても安心して大笑いできました。

 

 そして、舞踊ショーです! こちらは人数も多いので、本当にたっぷり楽しめましたよ。

 初っぱなからこんなことに! 一番高いところにいるのは紫城輝也花形ですw

 

瀬川伸太郎さん

 そして、セガシンさんの安定した女形です♪

 

一城悟副座長

 こちらは長い煙管を使って、すごく素敵な舞踊でした!

 

紫鳳友也座長

 紫鳳友也座長は女形もきれいだし、実物はとてもかっこいい方でした。

 

紫城輝也花形、澤村紫龍花形

 こちらは『一番星ブルース』で渋く。花形対決ですね!

 

市川恋丸さん

 市川恋丸さんは劇団美松にいる市川華丸さんの弟さんですね。顔はそんなに似ていないかな。また別の魅力ありですね。

 

瀬川伸太郎さん、一城悟副座長

 このお二人だと、めっちゃ訳あり男女感が出ますねw

紫鳳花道さん

 花道さんのこの舞踊、すごかったー!! 出てきたときから、うわっと思ったんですが、踊り出したらもう激しくかっこよくて、本格的なダンサーですね、かっこよかったっっ。

 

天夜叉さん

 天夜叉さんは衣装がいつも凝ってるんですよね。何着持ってるんだろうw 舞踊もストーリー性があって面白かったです。

 

澤村蓮座長、紫鳳友也座長

 お二人はふだんからすごく仲がいいそうで、一緒にお食事に行ったりしているそうです。この日もお昼は二人でラーメンを食べに行ったのだとか。

 

澤村紫龍花形

 前回は木馬館に行ってていらっしゃらなかった紫龍花形は、背もすらっと高くて、踊りもセクシーで、さすがにかっこよい方でしたっ。

 

紫城輝也花形

 花形の次も花形で、ほんと、次から次へと見応えがありました!!

 

美月流星さん

 流星さんは「プレイバックpart2」でしっとりと。瀬川伸太郎さんと美月流星さんは、本当は座長とつけたほうがいいのかもしれませんが、そうなると、この劇団の座長は誰ってわかりづらくなってしまうので、さん付けさせていただいてます、あしからず。

 

一城悟副座長

 一城悟副座長も激しく、華やかに。最初は長い手紙を持っての登場でした。

 

澤村蓮座長

 個人舞踊は最後に蓮座長でしっとりと。

 で、今回あらためて思ったのですが、九州や大阪の劇団だと若い方でも演歌でゆっくりと踊る方が多いんですが、東京の劇団はダンサブルな曲で激しく踊ることが多くて、やっぱりこっちのほうが見飽きないですよね。女性客が、きゃーっていう場面をちゃんと作ってくれているのも盛り上がっていいし。もうちょっと上の方がゆったり踊るときも、演歌じゃなくて歌謡曲とか中島みゆきとかだったりするし。演歌が苦手な私はこっちの方が馴染めます。

 

 ラストショーは「Shake Hip!」でした。が、なにせ人数が多くて、まとめて全員を撮るのは不可能に近くて……

 と思ったら、最後に集合写真を撮らせていただけました。よかった♪ 送り出しもやってるのに、集合写真もありなんですね。この日は特別だったのかな、どうなんでしょう。

 ということで、昼も夜も大入りが出たそうで、舞台も客席も賑やかで楽しゅうございましたってことで!