71回めの観劇 三吉演芸場 劇団花吹雪 『幻夜』 ≪京之介の日≫
三吉演芸場に劇団花吹雪の公演を観に行ってきました。
この日は≪京之介の日≫ということで、構成も普段と違っていました。三部構成で、第一部が舞踊ショー、第二部が舞踊ショー、第三部がお芝居になっていました。舞踊ショーが終わって、また舞踊ショーという、こういう構成は初めてだったのでビックリ!
それでは、第一部の舞踊ショーから。
『夢見る少女じゃいられない』から華やかに始まりました! 京之介座長は初っぱなからの登場です。
八代亜紀の『朧月夜』です。この方の女形は初めて見ましたが、すごくかわいくて素敵でした!
そして、早くも京之介座長の女形! 梅沢富美男の『恋心中』です。
これは素晴らしかったー♪ 彩夜華さんが『梅川忠兵衛』の梅川を熱演ですっ。
愛之介副座長も女形で。最初から飛ばしてますね。宮本浩次の『冬の花』でした。この歌、好きすぎるっ。
そしてもう二度目の京之介座長の女形! 香西かおりの『無言坂』でした。
そして、彩夜華さんが登場、したんですが……
違う鬘で出てきて被り直し、笑わせてからの……
京之介座長!
次も愛之介副座長が出てきたあとで、京之介座長! そしてこの曲、『三吉橋界隈』という題名でビックリ。三吉橋の歌なんてあったんですね、知らなかった。
お二人は沖縄~な『ソランジュ』で。素敵でした♪
第一部のラストは、京之介座長が超華やかな衣装で『BONBON GiRL』を。正直に言うと私はこういう三部と知らずに来ていて、顔見せショーがなんでこんなに長いんだろうと不思議に思いはじめていましたw
そして、さらに驚いたことに、休憩をはさんで次は第二部の舞踊ショー!!
第二部は山本譲二の『一本締め』からでした。ここからはお芝居のほうに写真を回したりするので全曲ではなくなりますが、あしからず。
春之丞座長は煙管を持って、『恋懺悔』でかっこよく♪
彩夜華さんはいつもカラコンがかっこいいですね。『Dream in』でした。
これはまた迫力ですね! 石井竜也の『神器』です。
明るいソーラン節で元気いっぱい盛り上がりました!
さらに、ナオト・インティライミ『カーニバる?』でますます盛り上がり! 京之介座長のお着物は京之介座長のイメージキャラクター(というのかな?)ですね。
そして、座長お二人の相舞踊もしっかりありましたよ。『与ろずや柴舟お目通り』です。
これはめっちゃかっこよかった! NCT 127『Lemonade』です。
そして、京之介座長です。曲は『愛さない約束』。ホントにたくさん踊ってくれました。応援に来たファンの方たちも大満足でしょうね。
そして、舞踊ショーのラストは『DUMB&DUMBER』でした!
ボリュームたっぷりの舞踊ショーが終わって、いよいよお芝居です。実は私、『幻夜』という題名に惹かれて観に来ちゃったんですが、これはよその劇団では『幻夜に鳥が飛ぶ』という題名になっていたりします。だれがこんなかっこいい題名をつけたのかしら。元ネタがあるのかわかりませんが、見つけられませんでした。
ということで、舞踊ショーの写真とともにあらすじの紹介をしていきますね。
鬼屋一家と仏屋一家は対立していました。鬼屋は若い親分で勢いもあり、仏屋の勘助親分(桜京誉さん)は名前の通り、かたぎの人たちにやさしい親分でした。
いよいよ鬼屋と仏屋は戦うことになり、鬼屋一家の勝利となりました。
鬼屋一家には腕っぷしのいい旅人がいました。しかし、仏屋一家にも若くて腕の立つ旅人がいました。正太郎という名で、おミツという女と旅をしていました。おミツは正太郎が人さらいから助けた女でした。
正太郎は長岡の安女郎(やすじょろう)の息子で、兄を捜して旅をしていました。幼い頃に別れて顔はわかりませんが、兄は母が好きだった鳥の絵を刺青にしていると知っていました。
正太郎は鬼屋一家に誘われますが、断りました。
仏屋一家の勘助親分のところに、百両の金を貸した商人(寿美英二さん)が取り立てに来ました。仏屋と関わりがあると思われては、鬼屋一家に睨まれてしまう、金を返して出て行ってくれと言うのです。
正太郎は怒りますが、勘助親分は金を返して出て行くと約束し、鬼屋に金を借りに行きました。
勘助親分は鬼屋に、金を貸してくれと頼むだけでなく、正太郎から預かった鳥の絵を渡し、これと同じ刺青を入れた正太郎の兄を捜してほしいと頼みます。鬼屋はいったん引き受けながら、帰り道で勘助親分を襲い、殺してしまいました。
一方、鬼屋は旅人(春之丞座長)に紙を渡し、それと同じ鳥の絵を刺青してくれと頼みました。そうすれば騙された正太郎は、兄のいる鬼屋一家に入ってくれるはずだからです。
おミツは正太郎の子どもを身籠もりましたが、正太郎は勘助親分の仇を討つため、鬼屋一家に乗り込みます。そこで待っていたのは……。
ということで、ありがちな話ではありますが、きれいに纏まっていて、鬼屋の親分がピストルをぶっ放して卑怯さが強調されていたり、立ちまわりがスローモーションになったりと、見応えのあるお芝居になっていました。
以上ですね。全体としてはまさに京之介座長のファンのための日という感じで、私なんかが行って申し訳ないですねぇという気もしましたってことでw