60回めの観劇 三吉演芸場 劇団花車『酒供養』 ラストショー『人形ぶり「夢芝居」』
三吉演芸場に劇団花車を観に行ってきました!
この日はミニショーからのスタートでした。ミニショーは顔見せに一人ずつ踊っていったりってパターンが多いと思うのですが、こちらは『春団治』という一つの作品に纏まっていました。
二人のお浜さんです。写真小さいのでもうちょっとちゃんと見たいって方は、パソコンでは画像クリック、スマホやタブレットは拡大してご覧ください。
そしてこちらは三人の春団治! 場面ごとに演じ分けられていました。
最後は2人のお浜さんと3人の春団治が勢揃いです!
お芝居は『酒供養』でした。こちらは松竹新喜劇が元じゃないかと思うんですが、ほかの劇団では『六連発』『六連発の虎』『虎の改心』などの題名でやっている、大衆演劇ではけっこうお馴染みの喜劇です。私は初めて観ますがw
それでは、舞踊ショーの写真とともにあらすじの紹介をしていきます。
大工の棟梁の弟は少し足らないところがありました。今日も夜店で買ったピストルのおもちゃを自慢げに見せていましたが、あまりにも本物らしいそのピストルを見た棟梁は、自分が預かることにして弟から取り上げました。
そこに茂兵衛とおさんが訪ねてきました。今日はおさんの夫、大工の虎が誕生日なのでしばらくやめていた酒を飲ませたら、大変なことになったと泣きついてきたのです。
虎は酒を二升も飲んで、実の親子の茂兵衛とおさんが名前からして男女の関係だろうなどと訳のわからないことを言いだして、おさんに往復ビンタ、茂兵衛に蹴りを入れ、あげくに出刃包丁を持ち出して、二人を殺すと暴れたのです。
棟梁は二人を押入れに隠れさせました。そのあと、出刃包丁を持った虎がやって来ました。棟梁は、二人を殺すのなら俺が手伝ってやる、その出刃包丁の代わりに、このお上から護身用にと渡された六連発のピストルをおまえにやろうと言いました。
そして、おさんと茂兵衛はおはなの茶店にいるはずだと言いました。
虎が出て行くと、棟梁は弟とおさんと茂兵衛を連れて、先回りして茶店へ行きました。そして、おはなも含めてみんなに、虎に撃たれたら死んだふりをするようにと指示を出しました。
さて、虎にきついお灸を据えるための棟梁の作戦は、果たしてうまく行くのでしょうか。
ということで、テンポ良く話が進んでいったのですが、変顔メイクでボケるのが虎と棟梁の弟の二人もいるというのが珍しく、そこがちょっと新鮮でした。死んだふりをする前に、一人ずつがなぜかかっこよく踊るというのも見せ場になっていて、おもしろかったです!
あと、棟梁の弟役の二代目座長が自分たち兄弟のことをおもしろおかしく話していたんですが、GODの息子さんは4兄弟で、長男が錦之助座長、三男が勘九郎座長、四男が二代目座長で、次男は劇団あやめの姫猿之助座長なのですね。話の内容は書きませんが、爆笑でしたw
そして、舞踊ショーです! そういえば、この最初の舞踊、最初はみんなで賑やかに踊っているのですが……。
一人ずついなくなっていって、最後は一人で踊っていました。前回もこのパターンがあったんですよね。他の劇団ではこういうやり方をしているのを見たことなかったから、いなくなってもまた戻ってきてくれるんだと思って写真撮らずに待っていたら、みんなが戻ってこなくて焦ったのでしたw
それはともかくw、大好きな女形です。まずは二代目姫京之助座長が客席に登場!
勘九郎座長のお着物は色合わせがきれいですねぇ。
錦之助座長は鮮やかなお着物で、来ない旦那を待つ遊女を切なく♪
そして、ほたるさんとGODの渋い相舞踊。こりゃ訳ありですねw
レオさんの衣装もすごく素敵でした。色っぽいですねえ。
座長三人での舞踊もありました♪ それぞれ個性がしっかりありますねぇ。
そして、ラストショーは『人形ぶり「夢芝居」』でした。GODは人形遣いの役です。
人形を一体ずつ動かしていきます。まずはほたるさん、これはまた華やかできれいですねえ♪
こちらは中国が舞台のお話に出てきそうな髪飾りと衣装ですね。顔が派手で背が高いから衣装に負けてませんw
こちらはちょっと渋めで、鯉の滝登りのお着物でした。
最後はこちら、錦之助座長はさすがの貫禄ですね。
最後はみんなそろって華やかでした~♪
今日は日曜日だったからか、とっても見応えがありました! 姫海老之助さんはいなかったけど、格闘技のほうへ行ったのかな。大変だけど頑張ってほしいですよね。