大衆演劇☆観劇の記録

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61回めの観劇 三吉演芸場 劇団花車 千穐楽『弥太郎時雨』 ラストショー『一本釣り』

 三吉演芸場に劇団花車を観に行ってきました。もっと早く観に行こうと思っていたのに、なかなか行けなくて千穐楽に滑り込みです。

 

 お芝居は『弥太郎時雨』でした。こちらは似た外題で『弥太郎しぐれ傘』とか『弥太郎時雨笠』などといったお芝居があるのですけど、それとは別かもしれません。というのはもともと『弥太郎笠』という古い小説が3度も映画化された作品があるんですけど、それを大衆演劇にしたものと、この『弥太郎時雨』はぜんぜん違う話だからです。こっちはヒントだけもらったオリジナルってことかしら。

 それでは、舞踊ショーの写真とともにあらすじの紹介をしていきます。

 

川向こうの親分役のGOD姫京之助さん

 川向こうの親分茶店で酒を注文しますが、茶店の娘は出し渋ります。子分たちが何度も金を払わずに飲み食いしていたからです。

茶店の娘役の姫天花さん

 そこに安太郎が通りかかりました。安太郎はもともと川向こうの親分と対立する組の子分でしたが、何者かに親分を殺され、今は舟宿の主人をしていました。

安太郎役の姫錦之助座長

 川向こうの親分は安太郎に、おまえの舟宿は俺が仕切ることにした、おまえは今日の暮れ六つまでに出て行け、と言いました。

 安太郎は、亡くなった親分を殺したのは川向こうの親分に違いないと思っていますが、旅に出ている弟分の弥太郎が帰ってくるまでは手出しができないと悔しがります。

弥太郎役の姫勘九郎座長

 ちょうどその頃、弥太郎は旅から戻ってきました。しかし、一人ではありませんでした。三島の宿からずっとついてきている姐さんがいたのです。姐さんは弥太郎に、結婚してくれと迫りますが、弥太郎は嫌だと断り続けていました。

弥太郎に惚れた姐さん役の二代目姫京之助座長

 弥太郎に巻かれてしまった姐さんは、なにも知らずに偶然、安太郎の舟宿に泊まることにしました。安太郎が弥太郎を知っていると聞いて安心しますが、そこに川向こうの親分が子分たちを連れて訪ねてきました。

 出て行くという約束を守らなかったからと、川向こうの親分安太郎を斬りました。姐さんはそれを目撃しますが、うまく誤魔化されて逃げられてしまいました。

お芝居の衣装で口上の姫錦之助座長、二代目姫京之助座長

 そのあと、ようやくやって来た弥太郎は仇討ちを誓って川向こうの親分のもとへ行きますが、自分が安太郎を殺した証拠がないと言われてしまい……。

 

 ということで、わりと大衆演劇でありがちな話の寄せ集めという感じだったんですが、最後のオチがけっこう強烈で笑ってしまいました。川向こうの親分役のGODが誤魔化すときの「ミニーちゃんだよ」も見所かもw 軽く観られるお話でしたね。

 

 そして、舞踊ショーです!

 さすがに特別感満載って感じで、最初はこの群舞から。

 

姫乃レオさん

 レオさんのバトン舞踊もまた見られました♪

 

錦之助座長

 もちろん三人の座長の女形も。錦之助座長はしっとりと♪

 

勘九郎座長

 勘九郎座長は相変わらず、色の合わせ方が抜群にきれいでした。ただ、いつもの個性的すぎるメイクはどうなんだろうという気もしますがw

 

姫乃ほたるさん、姫錦之助座長、姫乃レオさん

 夏らしいですね! でも、GODと座長三人の群舞とか、うまく写真が撮れなかったものもあって、けっこう抜けてしまってます(涙)

 

二代目姫京之助座長、姫勘九郎座長

 兄弟の相舞踊はかっこいいですよね!

 

姫乃ほたるさん

 ほたるさんはしっとりと。ほたるさんとレオさんはお芝居では川向こうの親分のところの子分役でした。

 

錦之助座長、姫天花さん

 父と娘の相舞踊も素敵ですね。なんだか可愛くて仕方ないご様子w

 

 そして、ラストショーは『一本釣り』で華やかに!

 アンコールもありました!!

 んで、写真減っちゃったから、二代目姫京之助座長の写真を追加でw

二代目姫京之助座長

 口上のときは、錦之助座長と二代目座長が、また関東に来たいというお話をして、夢一杯にいろいろ語ってくれたんですが、最後の挨拶のときに勘九郎座長が、子どもの頃からお金が好きだったとか、関東に3人ずつのローテーションでご祝儀を持ってくる客を作りたいとか、けっこう長々と話していて、冗談とは言え、ちょっと引いてしまいましたw

 ということで、応援したい気持ちが上がったり下がったりしましたが、また関東で観る機会があるといいですねってことで!