51回めの観劇 三吉演芸場 春陽座 『三人の行く道』 ゲスト 澤村龍聖さん ラストショー『It's showtime』
三吉演芸場に春陽座を観に行ってきました。
この日は劇団天華の澤村龍聖(りゅうせい)さんがゲスト。20歳になったばかりの伸び盛りの役者さんです!
お芝居も舞踊も、20歳の龍聖さん、17歳の煌馬副座長、16歳の優夢花形の3人が中心となって、若々しく見応えのある舞台になっていました!!
ということで、まずはお芝居ですが、『三人の行く道』です。こちらはたくさんの劇団でやっていて、『三人出世』という外題を使うことが多いようです。調べてもわからなかったけど、登場人物の特徴と典型的なラストの畳みかけからして、もとは松竹新喜劇じゃないかなと思いました。
では、舞踊ショーの写真とともにあらすじの紹介を。
大和の国から三人の若者が江戸へ向かって旅立っていきます。島吉は金貸しになりたい、定吉はなんでもいいから一番になりたい、そして友吉は、悪い奴が嫌いだから、悪い奴を捕まえる目明かしになりたいと、それぞれ夢を抱いています。
三人は三年後の如月の十日に日本橋に集まって、出世比べをしようと約束しました。
三年後、島吉は立派な金貸しになっていました。
友吉も望み通りの目明かしになっていました。橋の上で悩んでいるところを身投げと間違えられて目明かしの親方に拾われ、家を与えられ、手下にしてもらったからです。いまだ手柄はないものの、おウメちゃんという許嫁までいて幸せでした。
友吉はそのおウメちゃんの母親の薬代のため、島吉から二両を借りて返せずにいました。
そんなある日、江戸の町を騒がせる怪盗定吉が柳橋に現れたと親方が知らせに来ました。
親方に恩を返すため、おハナちゃんと結婚するため、そして、二両を島吉に返すため、友吉は初手柄を立てようと張り切って出掛けます。
ところが追われる怪盗定吉は、留守になっていた友吉の家に逃げ込みました。帰ってきた友吉は驚きますが、幼なじみの定吉とわかって再会を喜びます。定吉は材木問屋の番頭になったと嘘をつきますが、月代の伸びきったその身なりは番頭には見えませんでした。
ということで、最後には幼なじみの三人が揃って、定吉がどうして盗人になってしまったかわかり、三人で助け合う気持ちを取り戻します。
友吉は藤山寛美的な役どころで、間抜けだけれど、きれいな心で真実を見抜いているという役どころ、澤村煌馬副座長が見事に演じきっていました。澤村優夢花形も17歳とは思えないふてぶてしい金貸しだったし、線の細い澤村龍聖さんにはどうしても同情してしまいましたね。いいお芝居でした~♪
そして、舞踊ショーです!
まずはお芝居でも中心だった三人で。かっこよく決まっていました。
座長はしっとりとしたおとなの女形でした。
曲は『酒供養』。「ふりんふうりん」「ふっふっふう」って乗り乗りの曲ですが、めちゃ可愛かった~。絞りの着物も素敵だし、黒に赤の色合わせもいいし。
澤村龍聖さんは本当にきれいな顔立ちで、見惚れてしまいます♪
元気いっぱいで楽しい群舞でした♪
19歳の愛夢さんは今回も前向きな人生の応援歌で好感が持てますが、ずっと上を向いているので写真は難しいw
これは、かっこよすぎたーー!! 最初はひょっとこのお面で現れるんですが、どの場面も格好よくて、写真20枚ぐらい載せたかった~。
煌馬副座長はお芝居も舞踊も本当に上手だし、センスがいいですね。お見送りでも一人だけすごい勢いで走って出てきて、やる気満々だしw
うわー、これはもう綺麗すぎて、可愛いすぎて。姫々さん、素敵すぎ♪
優夢花形の女形がまた負けじと、可愛くって、色っぽくって、どうしましょうって感じでしたw 今日はアタリばっかりやw
龍聖さんの女形は可憐なお姫様でした。そう来たか~♪
この子は座長の娘さんではないそうです。だれのお嬢さんだかわからないけど、明日は八景島パラダイスに行くそうですw
この日は舞踊のみでしたが、お芝居に出る日もあるのかな、そちらもぜひ観たいです。
そして、ラストショーは『It's showtime』でした。
澤村龍聖さんが中央に立って、他の方たちがまわりで踊るという編成でした。なんかこの写真の龍聖さん、色っぽいですね。
ということで、舞踊ショーもめちゃくちゃ楽しめました!! お客さんもたくさん来ていて賑やかだったし、行って正解の日でしたってことで♪