大衆演劇☆観劇の記録

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42回めの観劇 立川けやき座 劇団美松 『人生こがねの花』 〈小祐司のプロジェクションマッピングショー〉風の声

 引き続き、立川けやき座にて劇団美松です。

 以前、来場者プレゼントでいただいたDVDに入っていたプロジェクションマッピングショーに感激して、ぜひ生で観たいと思っていたので、昼の部に続いて、夜の部も観てきました!

 

 

 夜の部は、顔見せショー⇒お芝居⇒舞踊ショー⇒プロジェクションマッピングショーという構成でした。

 ということで、まずは顔見せショーから。

 二人並んでフードで登場というのは初めて観ました!

 南雄哉さんと市川華丸さんでした。決まってますねー。

 

桜川幸梅さん

 幸梅さんはお人形さんみたいにかわいいですよね。踊りも素敵でした!

 

大和歩夢副座長

 このあとお芝居で大変なこと(?)がわかるのですが、このときは、ただ綺麗だなあと思って観ていました。

 

松川小祐司座長

 三味線を弾く小祐司座長のイラストが入ったお着物が素敵です。早くもプロジェクションマッピングショーに気持ちが行っちゃってたんですが、この舞踊を観て目が覚めました。顔見せショーってなんとなく軽く踊るようなイメージがあったんですが、こちらは長めのしっかりと見せる舞踊で、とにかく素晴らしかった!!

 

意味もなくもう一枚w

 

 そして、お芝居は『人生こがねの花』でした。最初から最後まで明るく楽しい喜劇です。

 それでは、舞踊ショーの写真とともにあらすじを紹介しますね。名前の漢字はわからないので、適当に当てはめています。

 

 うどん屋の主人が「うどんー、そばー」と繰り返しているところに、夜回りが「火の用心」と掛け声をかけながらやって来ました。いつのまにやら互いの掛け声が入れ替わり、ひとしきり笑ったところで挨拶をします。

 

うどん屋の主人役の松川さなえ責任者

 うどん屋の主人は夜回りに、配達したうどんの器を取りに行きたいので、しばらく火の番をしてくれるようにと頼みます。

 

夜回り役の龍錦さん

 夜回りうどん屋の留守番をしていると、夜逃げをするために出てきた夫婦がやって来ました。夫は大工の与吉で、女房はお仲(なか)。与吉は大きな仕事が入って支度金をもらっていました。しかし、そのお金でどんちゃん騒ぎをしたところ、いつのまにかお金を持ち去られてしまい、仕事もできなくなって逃げるしかなくなったのです。

 

与吉役の南雄哉さん

 与吉とお仲は逃げる前の腹ごしらえと、うどんを二杯、注文しました。夜回りはうどんの作り方がわからず、具が下になったりと失敗ばかり。与吉たちに事情を話し、自分はまだ夜回りの続きがあるからと、留守番を頼んで去って行きました。

 

お仲役の市川華丸さん

 しかし、与吉たちも急いで夜逃げをしたかったので、うどんのお代も払わずに行ってしまいました。

 うどん屋の主人が戻ってくると、だれも留守番をしていなくて火は消えかけ、代金もなくて空の器が二つあるだけでした。

 

佐々木慎之介役と伊勢屋の若旦那役の松川小祐司座長

 そこに佐々木慎之介という侍と、お華という六歳の娘がやってきます。佐々木慎之介は妻を亡くして一人で娘を育てていましたが、ようやく仕官の口が来て喜んでいました。ところが、支度金として受け取った五十両をなくしてしまい、死ぬしかないと思い詰めていました。

 

お華役の藤川真矢さん

 うどん屋の主人は父娘を店の奥へと招き入れ、うどんを食べさせてあげることにしました。

 

 そこに、遊女の冷や奴と、ヤクザ者のヒモ亭主が現れます。冷や奴は伊勢屋の若旦那に、母親が大病で高麗人参を買いたいと嘘をつき、五十両を騙し取ろうとしていました。

 

冷や奴役の大和歩夢副座長

 やって来た伊勢屋の若旦那は騙されていることがわかりながらも五十両を渡そうとしますが、うどん屋の主人がそれを止めます。お金がもらえないとわかると女はヒモ亭主を呼び、若旦那を脅そうとしました。

 

ヒモ亭主役の藤川雷矢さん

 ということで、このあと、さまざまな事情を抱えた登場人物たちのあいだでお金が行き来するのですが、最後には収まるところに収まって、みんな幸せになるという、まさにハッピーエンドなお話でした。

 

 お華役の藤川真矢さんのメイクが凄くて、出てきたとたんに爆笑だったり、佐々木慎之介と伊勢屋の若旦那の2役をやる松川小祐司座長が早着替えでドタバタしたりと、見どころたっぷりでした。アドリブでは、なんと飢餓海峡のパロディを始めたりもw

 

 ただ、大和歩夢副座長の声がかすれて、どんどん出なくなっていったり、座長が何度も静電気で痛がっていたりと、ちょっと心配にも。

 思い返してみれば、私がこれまで観た劇団の多くは、季節を問わず、大きな加湿器を4台ぐらい舞台の左右に置いて、お芝居のときも舞踊のときも、スモークをたいてるみたいにシューシューやってたんですが、この舞台上には一台も見当たなかったですね。いろいろ事情もあるとは思いますが、やっぱり加湿器があったほうがいいんじゃないかと老婆心ながら思ってしまいました。

 それにしても、大和歩夢副座長は翌日のお芝居、大丈夫だったのでしょうか。この日の舞台では華丸さんが腹話術みたいに代わりに喋ったりして、終始、笑いに変えてくれていましたけどねw

 

市川華丸さん、藤川真矢さん、龍錦さん

 そして、舞踊ショーはこのお三人の明るく楽しい舞踊からでした。

 

藤川雷矢さん

松川小祐司座長

 こちらは相舞踊です。まずはお一人ずつ。そして……。

 二人で美しく。素敵ですねぇ。

 

南雄哉さん、藤川雷矢さん、大和歩夢副座長

 今度はこちらのお三人で元気よく!

 決めポーズもバッチリですねw

 

 そして、いよいよプロジェクションマッピングショー『風の声』です!!

 音楽はなく、効果音のみです。静寂と白黒の世界で、劇画のなかに取り込まれていくような不思議な感覚でした。

 

 自分の分身との戦い……

 動きがシンクロする場面も多くありました。

 斬った瞬間にパーンと弾けて……。

 

 ということで、私の下手な写真をあんまり何枚も載せても失礼なので、なんとなくこんな感じでしたということで。

 とにかく凄かったです。観られてよかった! これが第2弾で、第3弾もいずれ、とのことでした。

 

 そして、一人での舞のあと……

 

 みんなが出てきて一緒に踊って……。

 それはそれは、本当にかっこよかったのでした!

 

集合写真

 ということで、昼も夜も凄くよくて、観に行ってよかったです!!