大衆演劇☆観劇の記録

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2回目の観劇 三吉演芸場 劇団九州男(大川良太郎座長)

 前回の楽しさが忘れられず、ふたたび三吉演芸場に。

 ちなみに、ここは昼夜の2公演で、昼は午後1時から、夜は午後6時からです。

 私は昼の部は行けないので、これからも夜の部へ行くつもりですが、昼より夜のほうが空いているみたいです。コロナ禍のあいだだけかもしれませんが。

 

 大川良太郎座長の劇団九州男です。

 この日のお芝居は座長書き下ろしの新作でした。それはいいけど、またヤクザもの。しかも、また人が死ぬ悲劇。うーん。お客様はまたしてもほぼ女性なのに、ヤクザものって客層に合ってるのかしら、なんて自分が好きじゃないものだから、大きなお世話なことを考えたりw

 

 初めてやるとあって、ちょっと台詞が抜けたところがあったり、場面が変わるごとに幕が閉じるんだけど、その閉じているあいだが妙に長かったり。

 よくやるお芝居はもう何度も観ているようなお客様はそういうのも楽しめるんでしょうが、2回目の私には早かったかな。役柄で座長のお顔が汚してあるのも、きれいなお顔が見たかった私にはちょっと残念でした。

 

 そして、芝居が終わってのトーク。この日も座長の大川良太郎さんとそのお父さんとの軽妙なトーク。お父さんが女装していたので、大川良太郎さんは『マツコデラックスさん』とからかっていました。

 

 それにしても、大衆演劇の役者さんって太ってる方が多いですね。どうしても遅くなってしまう食事のため仕方ないのかもしれませんが、見られる仕事だからもうちょっと引き締めてもいいんじゃないかなあと思ってしまいます。

 

 で、待ちに待った舞踊ショーです。今日も夢心地に……と思ったら、ゲストの演歌歌手の方に歌ってもらうとのこと。ええっ、聞いてないよって驚いてしまったんですが、どうやらこの三吉演芸場、三週目あたりの日曜日の夜は演歌歌手の方がプロモーションに来るみたいです。

 

 でもまあ、なんか有名な他人の歌と自分の新曲の2曲ぐらい歌って帰るんだろうと思っていたら、フルコーラスで5、6曲でしょうか。各歌に一人ずつ役者さんが踊りをつけていたのですが、最後の2曲ぐらいはこの人だけが舞台に。完全に、知らない演歌歌手のミニリサイタルです。

 

 ちなみに、このあとの話にも関わってくるのでちょっと長めに書いてしまいますが、私は演歌に馴染みがありません。1964年生まれの57歳。限りなく老人に近い中年のおばちゃんです。でもね、演歌は聴かないのよ。

 

 小学校のときはひたすらピンクレディーを踊り、中学生になってからは、アバとかベイシティローラーズなんかの軽い洋楽。それから高校生になってビリー・ジョエルとか流行って、YMOが登場してテクノブームに。大学生になってからはバブルのまっただ中で、週に4、5日はディスコへ行き、真面目な子たちは佐野元春大滝詠一を聴いていたという世代です。

 

 ちなみに私の兄は8歳上で65歳ですが、高校生ぐらいのときのファッションリーダーは中村雅俊で、ひたすらフォークを聴いていました。そのあと、スリーディグリーズなどの黒人寄りの洋楽へ。そして兄の上の世代は学生運動バリバリの人たちだから、やっぱり演歌は聴いていなかったはず。

 

 ということは、演歌を聴くのは75歳ぐらいから上ってことでしょうか。前のバージョンの氷川きよしさんのファンも、だいたいそれくらいの感じですよね。

 で、今はコロナ禍でそれくらいの高齢の方はほとんど演芸場に来ていなかったので、演歌ってどうなのかなあと思ってしまったのでした。

 

 そんなわけで個人的に残念だったのですが、最終週の最終日までの4日間は連続で夜の部に行ける予定だったので、そこで楽しめばいいや、と思っていたのでした。

 

 が、コロナで公演は中止に! ショック!!

 最終日に昼の公演はやったみたいですが、それには行けず(泣)。

 

 ということで、私が劇団九州男を観られたのは、この日が最後だったのです。

 また来て下さることを祈るしかないですね、来るかわからないけど。