大衆演劇☆観劇の記録

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13回めの観劇 浅草木馬館 劇団美松 歩夢の日『劇場版!メロン記念日2.9「時を駆けるオカマ」』

 楽しかったーーー!!!

 でも、その前にネットで調べた劇団員の情報とかなり違っていたので、そちらから。

 実際には若い男性が6人、特別出演の男性が1人、若い女性が1人、責任者の女性が1人の合計9人でした。

 大衆演劇については本当に事前に情報を得るのが難しいですね。

 

 具体的には、若い男性というのは、松川小祐司座長、大和歩夢副座長、南雄哉さん、市川華丸さん、藤川真矢さん、藤川雷矢さん(この方も特別出演ですが、元劇団員なのかな、完全にメンバーって感じでした)。それに、特別出演の天夜叉さん、桜川幸梅さん、責任者の松川さなえさん(座長のお母様)です。

 

 で、初めての浅草木馬館だったんですが、外観を撮るのをうっかり忘れてしまいましたが、一階で入場券を買って、二階の劇場に上がりました。入場券を買うときも、席に座るときも誘導があってスムーズ。さすがにお土地柄、遠くからもいろんな方が来るからでしょうね。

 

クッキーとティッシュ(歩夢の日なので)

 入場券と引き換えにこんなものをもらったり、

 

 

 階段の途中ではこういう看板があったりして、2.5次元アイドルみたいな雰囲気が。

 

 座席は2つに分かれていて、後ろ半分が高い位置になっていました。どちらもちゃんと斜めになっていて前に人が座っても見やすく、全席、クッションが効いた椅子で座り心地もよかったです。

 

飾られたタペストリーも楽しい感じで

 この日は「歩夢の日」ということで、

夜の部のお芝居は「劇場版!メロン記念日2.9『時を駆けるオカマ』』」、

舞踊ラストは「七夕舞踊『織星?彦姫?の恋の天の川流れ』」でした。

 

 お芝居は、バーを経営するオカマのヒロアキ(メロンちゃん)。

 そこで働くアルバイトの雄哉とナイジェリア人のジョーがお侍さんごっこみたいなことを始めて、宮本武蔵と小次郎になったり、戦国武将になったりします。

 

 ここまででまずびっくり。メロンちゃん役の大和歩夢副座長は宴会でやるようなおふざけメイクだし、雄哉役の南雄哉さんはほぼすっぴんだし、ジョー役の松川小祐司座長は顔を浅黒く塗ってアフロヘアで言葉はカタコト。しかも、舞台となる時代は現代で、普通の演劇を観ているよう。

 

 そのあと、あることをきっかけにメロンちゃんがタイムリープしてしまい、戦国時代へ行って、織田信長に会ったり、弥助と交友を深めたりするんですが、ここではメロンちゃん以外はきちんとした台詞まわしと衣裳で、大衆演劇らしいお芝居になりました。

 

 そして、一気に本能寺の変へと進んでいき、戦ったり、柱が倒れたりと迫力の演出。本当に見応えがありました! ここぞというところの演出だけでなく、全体にも展開が速いし、でも、置いていかれずわかりやすいし。

 

 ラノベにでもありそうなこの面白い話は松川小祐司座長が大和歩夢副座長のために書いたものだそうで、シリーズ化していて、今回が第5弾なのだとか。とはいえ、ちゃんと一話完結なので、初めて観た私でも充分に楽しめました。

 

 しかも、男性7人によるお芝居で、躍動感もあり、見応えもあり。

 私がこれまで観てきたのは、若い男性が足りない劇団が多くて、ヤクザの親分も子分たちも女性だったり、祖父が孫娘に結婚を迫る役だったりと、なんだか歪んだパラレルワールドにでも行ったような配役が多かったんですが、ここではすべてピタッと嵌った役柄で、しかも年齢もそう離れていない男性ばかりなので、TEAM NACS(チーム・ナックス)でも観ているようなワクワクする楽しさがありました。

 

 もちろん、舞踊ショーも楽しかったです!!

 

真ん中が大和歩夢副座長

 曲もポップで、アイドルのように跳びはねて踊ったり、

 

 

松川小祐司座長

 しっとりとお着物で踊っても背景がこんなだったりしてw

 

 

 

 お芝居は撮影禁止だったけど、舞踊ショーで織田信長様が出てきてくれました♪

 

 

 

 お芝居ではずいぶんなメイクでしたが、舞踊ショーではかわいい大和歩夢副座長。

 

 

 

 松川小祐司座長のこのダンスはめちゃくちゃ格好よかった!!

 これもそうだし他でも、ダンスの最中に客席に降りてきたりと、かなりお客さんとの一体感がありました。

 舞踊ショーには一度ずつだけど、桜川幸梅さんと松川さなえさんの出演もありました。桜川幸梅さんはかわいらしく、松川さなえさんはかなりパワフルな方w

 

 

 

 舞踊ラストは七夕をイメージした舞を6人で。

 そのあとも6人でわちゃわちゃとした仲のよさそうな会話が弾み、内輪受けみたいな内容もたくさんありましたが、お客さんたちも一緒になって笑っていました。

 

 そのあとアンコールまでやって、はじまったのが午後5時で、終わったのが午後8時35分ぐらいだったかな。かなりの長丁場でしたが、6人は最後まで元気いっぱいでした。

 

 全体として大衆演劇+αって感じでしたが、そのプラスアルファーの部分が本当に魅力的で、でも、大衆演劇的なところも残っているから、若くなくてもとっつきやすくて、来ている方の年齢も幅広かったです。二十代ぐらいの子も多かったけど、かなり高齢の方もたくさんいらして、これまで観てきた劇団さんの夜の部よりむしろ年配の男性客も多かったぐらいです。

 

最後の記念撮影も6人で

 昼夜「大入り」が出たそうで、前の2列ぐらいは予約していて来なかったお客さんがいて空いてる席がありましたが、あとは後ろまでびっしりお客さんが入っていました。

 

 関東の劇団は初めてでしたが、これは確実にハマりますね!

 通常の演目も気になるので、また観に行きたいです!!